伝統・風習 ( 4 )

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サモワールの都、トゥーラ

サモワールの都、トゥーラ

先日、モスクワから南に約165㎞ほど離れたトゥーラに行ってきました。 モスクワからは近郊電車(エレクトリーチカ)で約4時間かかります。 トゥーラには、かつて外敵であったタタールからの侵攻を防ぐための要塞が築かれましたが、その要塞が今のトゥーラのシンボルであるトゥーラ・クレムリンの基礎となっています。 そして、ここトゥー...
タンザニア ハッザの人々

タンザニア北部のエヤシ湖近辺で暮らすハッザの人々

タンザニアには約130のエスニックグループが生活しています。 今回は少数のエスニックグループ「ハッザ」の人々を少しだけ紹介いたします。 私が訪問したのは2月下旬の午前9時半頃でした。 彼らハッザは狩猟採集民です。家畜を持たず、農耕もしません。 夜明け前に狩猟に出掛け、仕留めた獲物は村人全員で分けます。 今日の収穫は何だ...
同じ名前であふれるギリシャ

同じ名前であふれるギリシャ

国民のほとんどがギリシャ正教というキリスト教派を宗教としているギリシャでは、昔から名前にキリスト教の聖人の名前をつける習わしがあります。通常、子供が生まれると男の子なら祖父、女の子なら祖母の名前が付けられるので何代にもわたって同じ名前が受け継がれるのです。 昨年、日本の名前ランキングでは男の子は「悠真」、女の子は「結菜...
ビンディ

インド女子必須アイテム “ビンディ”

インドの女性たちは、金属や刺繍物など装飾品で着飾ることが大好きです。 それが結婚式など大切な行事になればなるほど、たくさんのブレスレットやアンクレット、ネックレスなどでキラキラに着飾ります。 われら日本人も勝負時には他国に負けないぐらいのおしゃれをするかと思いますが、インドではそれ以外にもすこし独特なおしゃれをします。...
世界遺産の町ホイアン

世界遺産の街ホイアンの郊外で昔ながらの暮らしを体験

街全体が世界遺産に指定されているベトナム・ホイアンの旧市街。太陽が姿を消すと同時に家々の軒先には灯りをともしたランタンが街を彩り、遠い昔に タイムスリップしたかのような幻想的な夜を映し出します。ここでは、世界遺産に指定されている旧市街の散策が人気ですが、近郊の村を訪ねて、ベトナムの昔 ながらの暮らしに触れるといった楽し...
フィンランドの独立記念日には窓辺に青と白のろうそくを立てます

12月6日はフィンランド独立記念日!

1917年12月6日に独立宣言がフィンランドで採択されたことを祝い、12月6日はフィンランドでは独立記念日となり、祝日となっております。 フィンランドは長い間、スウェーデン、ロシアに統治され続けながら、やっとの思いでこの日に独立を勝ち取ったということでこの日には国全土を上げてお祝いをするのです。 一般的な人々の祝いの仕...
エジプトの代表的な野菜『モロヘイヤ』

エジプトの代表的な野菜『モロヘイヤ』

今日はエジプトの代表的な野菜、モロヘイヤをご紹介いたします。 モロヘイヤは春から夏にかけて収穫され、刻むととろろ芋のように粘りが出るのが特徴です。カイロではこの季節になると市場や八百屋で大きな束になって売られています。又、冷凍パックされたものや乾燥したものなどは一年中手に入れることが出来ます。 日本ではあまり馴染みのな...
挨拶 ~エチオピアにて~

エチオピアの挨拶

こんにちは。 はじめまして。 元気ですか? 挨拶は、人とまず初めに交わす言葉。 アフリカの人たちは、挨拶をとても大切にします。 日本ともよく似ているな~と感じたところです。 特に、エチオピアでは 握手をして、お互いの肩をぶつけ、時には頬と頬をくっつけて挨拶をします。 そして、こんにちは。元気?家族は元気?仕事はどう? ...
風邪はハチミツで治そう

ロシア流!風邪はハチミツで治そう

今、みなさんのまわりでコンコン、ゴホゴホされている方はいませんか? 猛烈に暑い日があったかと思えば、急に涼しくなったりと体がなかなかついていけませんよね。 私の周りでもつい最近まで同僚が咳で苦しんでいましたが、今度は自分がクーラーと扇風機を付けたまま寝たため喉を痛めました。このように風邪をひいてしまった場合、ロシアでは...
フィンランドのブルーベリー

フィンランドのベリー摘みは大変?!

東京は、夏真っただ中の8月ですが、北欧では秋の香りがしてくる季節。 この時期、フィンランドではベリー摘みが盛んです。 フィンランドでは、かつて地理的に新鮮な野菜や果物などがあまりとれなかったため、ベリーが重要な食料とされてきました。ベリージュースにして飲むのはもちろんのこと、ヨーグルトにベリーを入れたり、ベリーケーキや...
ポタラ宮の前で大コルシェー

ポタラ宮の前で大コルシェー

チベットの伝統ダンス「コルシェー」をご存知だろうか? 大勢で円くなって踊るもので、ラサを訪れたことのある方ならどこかで観たことがあるかもしれない。 なんとそれが今、毎晩ポタラ前で繰り広げられている。 夜8時半ぐらいに、ポタラ広場に行ってみよう。若いチベタンが過半数、夜の広場を占拠している。彼ら、彼女らは、このポタラ広場...
ドリアン禁止の張り紙

マレーシアのホテルで嫌われている物

旅に出て、ご当地ならではの果物を食べる事って多いと思います。 東南アジア等の暑い地域に行った際、果物を食べる機会が特に多いと思います。 マレーシアではホテルに持ち込む際に、気をつけて欲しい果物があります。 一つは以前弊社でも紹介したドリアンで、果物の王様または魔王と呼ばれています。 ドリアン独特の匂い(香り)から、他の...
フィンランド・夏至祭のかがり火(コッコ)

フィンランドの夏至祭

フィンランドの寒い冬が終わり、やっと6月。 6月にはクリスマス・イースターに次ぐ、3番目に大きなイベント、夏至祭があります。 フィンランド語ではJuhannus(ユハンヌス)といい、キリスト教の聖人の名前がついていますが、キリスト教が伝わる前からのイベントです。 フィンランドの人々の多くは、家族でサマーコテージに行き、...
エジプトのキャメルマーケット(ラクダの市場)

エジプトのキャメルマーケット(ラクダの市場)

エジプトに行かれたことのある方でしたら、ピラミッド周辺で沢山のラクダをご覧になられた方も多いと思います。ところでこのラクダ、どこから連れて来るのでしょうか。もちろん野良クダ(野ラクダ?)ではありません。ちゃんとラクダの市場があるんですね。 … カイロから車で郊外に40分ほど走った、ビルカーシュという村にキャ...
ダウ船

インド洋交易を支えた伝統帆船ダウ

「エリュトラー海案内記」という、紀元後40年から70年ごろに成立したと推定される、古典的インド洋世界の交易案内書があります。 エリュトラー海とは紅海を意味していますが、当時は紅海、アラビア海、ベンガル湾、インド洋を含めた広い海域を指してました。 この書物は、インド洋に吹く季節風(モンスーン)を利用して遠洋航行を行う貿易...