近年、客船誘致に特に力を入れている港は少なくありません。その中でも輪島港は2010年に「ポート・オブ・ザ・イヤー」（日本港湾協会主催）の大賞を受賞した日本一の港です。

何が日本一かと言うと、それは「おもてなし日本一の港」です。客船入港時には数千人単位の輪島市民が岸壁に集い市を挙げての盛り上がりとなります。岸壁には約20店の露店が出て輪島の特産品が販売されます。おやつでコロッケも振る舞われたりもします。寄港地セレモニーでは市長をはじめ市民の大歓迎を受けます。私もいろいろな港に寄港し、セレモニーなど数多く見てきましたが輪島港に勝る港はございません。

入港時の歓迎もさることながら、やはりお別れの時が一番感動する瞬間です。出港前には地元の和太鼓のパフォーマンスからはじまり、子供たちによるお遊戯、そして輪島市民数千人が岸壁でお見送りを行います。 出港後は漁船が併走し大漁旗を掲げてくれます。乗客はこの瞬間に感動し涙を流す人もたくさんいました。

単に寄港した先で観光し、地元の名物を食すだけではなく地元の方との出会い、そして別れが１日で凝縮されるものクルーズの旅ならではと思います。 輪島市民の努力の結晶が今日の「おもてなし日本一の港」となりました。

今年も輪島寄港のクルーズが多く設定されています。是非日本一の港に寄港するコースをチェックしてください。

クルーズ専門旅行会社・「ゆたか倶楽部」のホームページ：
http://www.yutakaclub.co.jp/