さて、最近はクルーズの旅もぐっと身近な存在になりつつある今日この頃ですが、今回は、昨年添乗で行ったロシアのサハリンについてレポートします。

皆様はロシアと言うとモスクワやサンクトペテルブルグなどを想像されますがかつて日本統治時代「豊原」と呼ばれていたサハリン州の州都ユジノサハリンスクをご存知ですか？
サハリン島（樺太）は、北海道の宗谷岬から直線距離にしてわずか43㎞しか離れていない日本から最も近いヨーロッパ（※）の都市のひとつです。
1945年当時の人口は40万人でしたが、現在は約18万人のロシア人・韓国人が暮らしています。

客船ではサハリン島のコルサコフ港に寄港し、韓国製のバスで揺られること約1時間でサハリン州の州都ユジノサハリンスクに到着します。
レーニン像がある駅前のレーニン広場は日本統治時代は豊原駅前広場と呼ばれていました。
また市民の憩いの場ガガーリン文化公園は豊原公園と呼ばれていました。
他にも旧拓殖銀行だった建物や、かつて樺太庁博物館だった郷土資料館など日本統治時代の名残が随所に残っています。昨今は天然ガス需要にわく極東の一大ビジネス都市にもなっており国内外から注目されはじめています。
世界的な観光地に行き慣れている日本人にとっては、まだまだ整備されていない観光地のため行かれると少し戸惑うことも多いかと思いますが、是非70年前の日本統治時代の歴史にふれてください。

サハリンに寄港するクルーズは今年は当たり年です！
プリンセスクルーズのダイヤモンド・プリンセス号、サン・プリンセス号が6月～9月にかけて2隻合計で20回寄港します。
これらのコースはすべて日本発着（横浜発着・小樽発着）となっていますので日本で乗り降りができるコースです。サハリンだけではなく前後に北海道の港町に寄港いたしますので夏の北海道旅行をご計画の方にも最適です。
また船の寄港地ツアーなどにご参加いただければロシアの査証取得も免除されています。

詳細は下記をご参照ください。
http://www.yutakaclub.co.jp/princesscruises/index.html

是非、今年はクルーズ旅行に出かけてみてはいかがでしょうか？

※注：クルーズの世界では、ロシアは最も近いヨーロッパのひとつとして扱っています。