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日本人がよく知る韓国の観光地と言うと、ソウル、釜山、慶州、済州島等があげられますが、近年ではその他の地方にも足を運ぶ人々も増えてきました。しかし、その中でも日本人があまり行かない地域があります。それは忠清北道(チュンチョン・プクト)です。
忠清北道は韓国の地方行政区域の一つで、北は京畿道と江原道、東は慶尚北道、南は全羅北道、西は忠清南道と接し、韓国に9つある道で唯一内陸に位置しています。東から南にかけて朝鮮半島の背骨ともいえる小白山脈(ソベク・サンメク)が連なり、そこから幾筋もの河川が流れています。ソウルからは直線距離で南東に約130kmと近い距離にあります。
忠清北道は全域にかけて自然が豊かで、うっそうとした木々で覆われた山や清流と数多くの滝があり、夏になると多くの人々がキャンプに訪れます。この地域で有名なのは丹陽八景(タニャン・パルギョン)で、8か所の風光明媚な場所として朝鮮王朝時代から水墨画に描かれてきました。道の中央には韓国最大の湖・忠州湖があり遊覧船が運航されています。その近くには韓国最古の温泉・水安堡温泉(スアンボ・オンチョン)があります。
この地域一帯は古代、高句麗、新羅、百済三国の角逐の地でした。その名残りとして1300年前に築城された上党山城(サンダン・サンソン)があります。現在あるのは朝鮮王朝時代のもので城壁の長さは4kmあります。その南には俗離山(ソンニサン)中腹に位置する、新羅時代創建で数多くの国宝を所有する古刹・法住寺(ポプチュサ)があります。
特産物は内陸の寒暖差の大きい気候に特徴付けられます。また、有機農業が盛んな地域で、槐山の唐辛子、丹陽のニンニク等が有名です。郷土料理は全域で川魚料理があり、その土地ならではの料理法があります。その他、丹陽のニンニク定食、水安堡のキジのしゃぶしゃぶ、清州の韓定食と豚肉料理など様々です。
皆様もぜひ一度、忠清北道をご覧になっては如何でしょうか。