早いもので、今年も残り2ヶ月と少しとなりました。
弊社では、大みそかにサンクトペテルブルクでカウントダウンパーティに参加するツアーを毎年企画しています。
さて、日本の大みそかと言えば大掃除をして、年越しそばを食べて、除夜の鐘を聞いてと何となく静かに過ごすイメージがありますがロシアにとって大みそかはお祭りの日であり、この日は家族や友達といった親しい人が集まって、食べて、飲んで、歌って、踊ります。
かつて、ロシアの一般家庭で大みそかを過ごしたことがありますが、数日前から部屋はパーティ用に飾り付けがされており見た目がデコレーションケーキのような「毛皮のコートをまとったにしん」(赤かぶとジャガイモの2種類のサラダににしんの塩漬けを挟んだ料理)や「ペリメニ」(写真:ロシア風水餃子)など新年パーティに欠かせない料理がテーブルに並びます。
夕方早々に新年パーティは始まりますが、まずはご馳走でお腹を満たし、それからプレゼント交換やダンスといったイベントに移ります。そして0時になるとみんなでグラスを持ちシャンパンで乾杯、テレビではクレムリンを背に大統領が新年の挨拶を行う映像が流れます。
乾杯の後も再びパーティは続き、お開きになるのは深夜3時から4時頃。よって、お正月は休息の日となり1月1日のロシアは信じられないくらい静かです。
ここ10年ほど、ツアーの添乗で年末をロシアで過ごすことが多くなり、最初はにぎやかな大みそかに慣れずにいましたが今やすっかりロシア式に慣れてしまい、たまに日本で大みそかを迎えると少し物足りない感じがしてしまいます。
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