大みそかのフライト

大みそかのフライト

昨年の12月28日から31日の4日間、添乗でサンクトペテルブルクに行ってきました。31日にロシアのアエロフロート航空に乗り、モスクワを経由して東京に戻るスケジュールです。

夜の8時に搭乗し、機内食が出てそれが片づけられてしばらくしてからツアーのお客さんが
「免税品を買いたいのだけど、乗務員がなかなか来ない」
と言ってきたのでギャレ―に行き、お客さんのところに行ってほしい旨伝えようとしたところ乗務員数人が、一心不乱に紙コップのシャンパンタワーを作っていました。

そういえば以前、12月31日のフライトに搭乗した知人が
「この日はシャンパンが出るよ」
と言っていたのを思い出しました。案の定、免税品は後でと言われたのでお客さんに伝え、自分の座席に戻りしばらくうとうとしていたら突然ロシア語で機内放送が入り、機内のロシア人が一斉に「5.4.3」とカウント ダウンを始めました。
それが0になった瞬間、あちこちから「ス ノーヴィ ゴーダム!(ロシア語で「新年おめでとう」)」の声と歓声が上がって周りのロシア人が座席を立ってキス、ハグをし合い、私の隣の女の子達はプレゼント交換!それから順々にシャンパンとチョコレートが回ってきて(配る時は、さすがにタワーではありませんでした)、さらには無料航空券が当たる三角くじまで配られました。

ロシア人のはしゃぎように、日本人の私は正直温度差を感じていましたが12月31日は、ロシア人にとって特別な日。大事な家族や友人とたくさんのごちそうを囲み、日付の変わった頃に乾杯するという1年で最も楽しみにしている日であるということを思い出しました。「たとえ空の上でも、同じように楽しもう」という、ロシア人の心意気?を感じたフライトでした。

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ロシア旅行社のホームページ
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