サンクトペテルブルクに、白夜の季節がやってきました。サンクトペテルブルクの白夜と言えば、跳ね橋の上がっている風景が有名です。橋を上げる目的は、橋がかかっている時には通せない大型船を通すためです。よって日中は人や車が通行するため橋は上がりません。
橋の上げ下げはおもに深夜から明け方にかけて行われます。また不定期だと危険なため、橋の上がる時間はきちんと決められています。サンクトペテルブルクには十数の跳ね橋がありますが、電車の時刻表のように、どの橋が何時から何時まで上がるというタイムスケジュールが存在するのです。
そのタイムスケジュールを利用し、白夜の時期になると上がる跳ね橋をハシゴするツアーなんていうものもあります。
写真は、5月末にサンクトペテルブルクに添乗で行った際に撮影しました。でもこれは、深夜~明け方にかけて撮影したものではありません。午前11時頃に撮影したものです。
何故でしょうか? それはこの時ちょうどこの橋が工事中で、日中でも橋が上がっていたからです。現地ガイドさんはツアーのお客様に「普通は深夜まで起きて いてわざわざ見にいかなければならないのに、皆さんは昼間に見れてラッキーです。しかも、バスの中から!」と言っていました。