先日、関東地方が梅雨入りしたというニュースが届きましたが、今月のはじめに弊社が専門とするカンボジアも雨季に入ったという情報が届きました。
その雨季、実はアンコール・ワットをじっくり観光するには絶好のチャンスというのをご存じでしょうか。一般的なカンボジア観光のベストシーズンは乾季の12月~2月頃で、この期間、アンコール・ワットは人が多すぎてじっくり見学するのが難しいこともしばしば…。
ですが、雨季は違います。オフシーズンなので乾季の人ごみはうそのように静まり返り、まるで世界遺産を独り占めしたかのような気分に浸れることもあるほど、空いているのです! 写真をご覧ください。こんなガラガラなアンコール・ワット、一般的な「ベストシーズン」ではあり得ません。
「あたりまえじゃないか、雨で観光しにくい雨季に行く人いないでしょ!」
という突っ込みが入りそうですね。雨季は確かに雨が降りますが、日本の梅雨のようにしとしとと1日中降り続けることはほとんどなく、もっとも雨量の多くな る9月前後を除けば、夕方前後の時間帯に1,2時間くらいまとまって降るのが通常です。ですので、雨の時間帯さえうまく使えば、雨季だからと言って観光に 大きな支障をきたすことはないのです。
しかも、雨季は雨で空中のチリが落とされるため、雨の後は空が澄みわたり、緑が生き生きと葉を広げる美しい景色も楽しめます。さらに、雨でしっとりと濡れた遺跡は、乾季とは違った深みのある表情を見せてくれるのです。
穴場の季節「雨季」にアンコール・ワットをじっくり楽しんでみませんか? バイヨン寺院やタープロム遺跡も空いていますよ!