ラオス:世界遺産の街ルアンパバーンの郊外で象使いを体験!

アジア各地には、ゾウの背中に乗ってのんびり散歩するツアーがたくさんありますが、訪れた人自身がゾウを操る「ゾウ使い」になれる場所があるのをご存じでしょうか。今回は私が体験してきた「ゾウ使いトレーニング」についてレポートいたします!
場所はラオス北部、街全体が世界遺産に登録されているルアンパバーンの郊外です。

到着後、まずは汚れてもいい服装に着替え、プロのゾウ使いからレクチャー。「パイ(進め)」「パイ・クゥワ(右に行け)」「ナング(おすわり)」「ブンブ ン(噴射)」といったゾウを操るためのラオス語を短い時間のなかで必死に覚えます。果たして自分のラオス語の指示は通じるだろうかとワクワクしてきます。

私が担当したゾウはペーンちゃん(♀35歳)。ゾウの寿命を考えると、ペーンちゃんは人間で言うところの20代女子にあたるようです。ぐっと親近感が湧いてきますね。
マイペースなペーンちゃんは急に立ち止まったり、近くの草を間食したりとなかなか指示通りに動いてくれないのですが、プロのゾウ使いさんが下からサポートしてくれるので、自分がペーンちゃんを操れているような気分(錯覚)になりました。

水浴びの時間になると、近くの川までペーンちゃんを誘導して仲良く一緒に「入浴」です。土で汚れた体を洗ってあげながら「噴射」の指示を出すと、汲み上げた川の水を鼻から勢いよく噴射してくれます! ビショ濡れになりますが、気持ちいいものです!
「ナング(おすわり)」など発音が難しい言葉はなかなか通じませんでしたが、2日目になると左右に曲がる指示はもうバッチリ。自分にはゾウ使いの素質がある! と自惚れるほど上達した気になりました。

ペーンちゃんとは2日間も一緒だったので、お別れはとても名残惜しい気持ち。そもそも観光客がこんなにゾウとふれ合える場所は世界広しといえどなかなかないと思います。

ゾウ使いトレーニングを体験すれば、「一番好きな動物はゾウ!」と言えること間違いなし! みなさんもぜひ、ラオスでゾウと肌を合わせるおつきあいをしてみませんか?

ゾウ使い体験レポート(PDF:812KB)の全文はこちらからダウンロードできます