1917年12月6日に独立宣言がフィンランドで採択されたことを祝い、12月6日はフィンランドでは独立記念日となり、祝日となっております。
フィンランドは長い間、スウェーデン、ロシアに統治され続けながら、やっとの思いでこの日に独立を勝ち取ったということでこの日には国全土を上げてお祝いをするのです。
一般的な人々の祝いの仕方は、
1.朝、フィンランド国旗を掲げる。
2.ランタン等を持って近くの教会や墓地等で戦没者を追悼する。
3.窓辺ににフィンランド国旗の色である青と白のろうそくを窓辺に飾る。
4.映画「Unknown Soldier*」をテレビで見る。
5.友人たちとディナーを楽しむ。
6.テレビで大統領主催の独立記念レセプションを見る。
7.夜に国旗を下げ、ろうそくを消す。
というようにお祝いするようです。
特に印象的なのは窓辺に青と白のろうそくを飾ることです。
キャンドル消費量世界一!等と言われるだけあって、そういう飾りもあるんだなぁ。
と単純に思っていたのですが、実は意味があるようなのです。
当時、キャンドルで、独立賛成派と反対派を区別したそうです。
このキャンドルがある家は、賛成派ということで、兵士や活動を行っていた人々をかくまったり、食事を与えたりしていたそうです。
そんな歴史の名残だそうです・・・。
*Unknown Soldier(無名の戦士):
第2次大戦中の1941年~1944年の間に行われたフィンランドとソ連との戦争(継続戦争)をフィンランド人の視点で描いた映画。この戦争の結果は、 フィンランドの敗北となったが少数のフィンランド軍が軍事力で圧倒していたソ連軍に立ち向かい善戦をしたとされている。フィンランド人の誇りにもなっている。