世界一美しいと称されるスェーデンのトレッキングルート「クングスレーデン」（王様の散歩道）に行ってきました。
このトレッキングコースの全長は、南のヘマヴァン（Hemavan）～北のアビスコ（Abisko）までの約440キロメートルを言いますが、今回は、ク ライマックスのシンギ～アビスコの約74キロメートルをテントを張りながら3泊4日で歩きました。景色は、「世界一美しい」と称されるだけあって、ほとん ど自然のままの大自然が広がっています。
また、ここでの見所は、アビスコからさらに北方へのルートです。このルートは亜高山性の白樺の森林地帯から始まり、しだいに標高が上がるにつれて森林限界 に近くなり、樹木は少なくなり、更に高山性の風景になってきます。ルート内の最高高度は1,150 mほどで、森林限界が体感できるのはやはり北極圏だからでしょう。
自然や景色の美しさ以上に癒されたのは、普段あまり考えなかったことを思い出させてくれたことです。
ところどころでしか携帯電話もつながらない、大自然の中に身を置いたときに、本当の自分と向き合い、何にも邪魔をされずに、真剣に考えられるような気がします。
普段の生活に疲れてしまった人や、大自然を感じたい人にお勧めです。