約8000万年前から存在する世界最古・ナミビアのナミブ砂漠

今年も新しい世界遺産が誕生しましたね。
6月16~27日まで、カンボジアのプノンペンで開催された第37回世界遺産委員会の審議結果が発表されて間もないですが、日本では念願叶い、浮世絵など でその威容が世界に周知される日本の最高峰が、「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」と称して、文化遺産に登録されました。

もちろん、アフリカでも新たに登録された世界遺産(自然)があります。
ナミビアという国にある「ナミブ砂漠」です。

そのナミブ砂漠。約8000万年前から存在する世界最古の砂漠として知られています。
セスリエムという入口から最深部ソーサスフライへかけて約50km。
陸路で行く場合はこのルートを東から西へ入っていきますが、左右、大小の砂丘がこれでもかと続きます。
ツアーで登頂することもある“デューン45”は、その稜線が描く曲線美が有名ですし、車で入れる最終地点から少し歩くと、約325mの高さを誇る高低差世界一の砂丘が姿を現します。
日の出から太陽の角度が増すごとに、光を反射しアプリコット色に染まる東斜面は刻一刻とその濃淡を変化させ、一方、光が当たらない西斜面は黒一色の影の世界に。
そのコントラストは、まるで地球の産物とは思えないような光景を私たちに見せてくれます。
しかしこれは、地上で人間の目が確認できる範囲。
軽飛行機に乗り上空から眺めると、大西洋の際に沿って南北160km以上に渡る砂丘の連なりが一目瞭然。
まるで海のように果てしなく。
世界遺産に登録された名称は「Namib Sand Sea」。言い得て妙ですね。

世界遺産に登録されようとそうでなかろうと、その言葉に表せない壮大さと美しさはなんら変わりはありません。

昨年末の紅白歌合戦では、R&Bシンガー・MISIAさんが、生中継でそのパワフルな歌声を届けたアフリカの大自然の一つ、ナミブ砂漠。

今年は要注目です!!

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