知らせたい、クラクションのワケ。

早速ですがこの写真は、インドでよく見かける光景を撮ったものです。
…人間、バイク、リキシャー(人力車)、牛、もちろん自動車…と、都会・田舎にかかわらず、道路を利用するモノの種類が多い!!それがインドです。

道路を利用するモノの種類が多いのもさることながら、この国には、日本では考えられない道路事情がもう一つあります。
インドへ行かれたことのある方はビックリしたかと思いますが、都市部の道路はクラクションの嵐。

我々日本人からすると、「うるさい~。そんなに焦るなよ。」と思う事ですが、クラクションを鳴らすことはインドでは、「ここにいるよ~。」という合図なので、全てが「早く行け」というサインではありません。
というのも、すでに記したとおり、インドではさまざまな車両や動物が道路を通行していますが、サイドミラーがないリキシャー、荷物(たまに人間)の積みすぎで後ろが見えない車、牛車など、理由は違えど、後方確認をあまりしない(できない)のです。

それらに自分の存在を示すために、クラクションを鳴らします。「ここにいるよ、抜かすから気を付けてね」と。
車体の後ろに「Horn please」と書いてあるトラックもよく見かけますよ。
鳴らしてくれ、なんて日本ではない習慣ですよね。