今日はスイスアルプスの世界遺産をご紹介します。

スイス・バレー州北部に流れるヨーロッパアルプス最大のアレッチ氷河。

２００１年に世界自然遺産「ユングフラウ・アレッチ・ビーチホルン」として登録されました。

この氷河が作り出す景観、生態系、そしてその景観が文学や芸術を触発したことが登録理由となっています。

スイスを代表する山岳リゾート、グリンデルワルトから登山鉄道で登るユングフラウヨッホの展望台から、このアレッチ氷河が流れる様を目の当たりにすることができます。

展望台から見ただけでその雄大さには圧倒されるのですが、じつはこの氷河、自分の足で歩くこともできるのです。

氷河歩きといえば、とても難しいことのように思われますが、ここの氷河は技術的に難しいところがなく、ほぼ下りになるので、普段ジョギングなどをしていて基礎体力があり、少しだけ雪上歩行の練習をすれば、誰にでも歩くことができます。
もちろん山岳ガイドが同行することが前提ですが…。

通常は中間地点の山小屋で泊まりながら歩く、１泊２日の氷河トレッキングツアー。

観光客で喧騒とした展望台から歩き始めると、人工的な物が無くなり、アルプスの大自然の真っ只中に入り込み、本当のアレッチ氷河の姿に触れることができるのです。

氷河の大海原を歩いたり、氷河を眼下に下ろす見山小屋に泊まる経験は、他ではできません。

是非、この夏、ちょっと冒険して、この素晴らしい氷河の世界を堪能してみませんか。