スペインのラ・マンチャ地方 風車の村へ行く

今日は、これぞスペイン!といって思い浮かぶもののひとつ、ラ・マンチャ地方の風車をご紹介します。有名な風車の村としては、カンポ・デ・クリプ ターナ(Campo de Criptana)やコンスエグラ(Consuegra)などがありますが、今回カンポ・デ・クリプターナ(Campo de Criptana)へ行ってきました。

よく見かける風車のポスターのキレイな空色は、絶対修正加工してるはず!と思っていましたが、写真を見てもお分かりの通り、本当の空の色だったんですね。この写真は実際にスタッフが撮った写真。色修正していないですよ!!
カンポ・デ・クリプターナは、マドリッドから約152kmの、荒涼としたラ・マンチャの大地にある風車の村。約13,000人余りが住む小さな村です。村のすぐ北側の小高い丘に風車郡があります。かつて、17世紀の初め、自分が伝説的な騎士となる妄想に陥り、痩せ馬ロシナンテに乗り、従者サンチョ・パンサを引き連れて冒険を繰り返す、下級貴族の物語、ミゲル・デ・セルバンテスの小説『ドン・キホーテ』の舞台にもなっていますが、ドン・キホーテの時代には30基以上もあったと言われる風車は今は稼動しておらず、その数は僅か10基が残るのみです。

風車の丘のすぐ西側の中腹には、『ドン・キホーテ物語』から名づけられた、「ドン・キホーテ通り(Calle de Don Quijote)」、丘の南側には「ロシナンテ通り(Calle de Rocinante)」という親しみ深い通りもあります。

荒涼とした大地と、真っ白な風車、澄み渡る青空を見に、ラ・マンチャへ行ってみませんか?カンポ・デ・クリプターナへは、マドリッドから列車で約1時間30分。カンポ・デ・クリプターナ駅から村までは徒歩約20分です。列車の便数は少なく、日帰りはちょっと難しいので、1泊されるか、マドリッドから専用車で巡ると便利です!専用車は、途中でトレドに立ち寄ったり、列車やバスの時間を気にせず、ご自身のペースで周れるのでお勧めですよ。

もしくは、マドリッド-セビリア間の高速列車AVEにご乗車の際、天気がよければ、遠くに風車が見えることも。一瞬で通り過ぎてしまうので、集中して窓の外を眺めてみてくださいね。でもやっぱり見るからには、ゆっくり訪れて、こんなポスターのような写真を撮りたいですよね。

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