海外発のイベント「イースター」、ここ数年でよく耳にするようになったのではないでしょうか。
東京ディズニーシーで「ディズニーイースター」というイベントが行われたり、イオンのCMで盛んに宣伝されたりして日本でも少しずつ認知度が高まっているようです。
イースターは十字架に磔にされ処刑されたイエス・キリストが復活したのを祝うお祭り、「復活祭」のことをいいます。
またロシアを含む東ヨーロッパで信仰されている正教会ではイースターは「パスハ」と呼ばれています。
パスハは毎年日付が変わる移動祝祭日で、その日は「春分の日の後の、最初の満月の次の日曜日」と決められており2018年のパスハは4月1日でした(暦の違う西ヨーロッパでは4月8日でした)。
パスハの象徴は何と言っても生命の誕生を表すイースターエッグです。パスハの日、人々は卵の殻にカラフルに色を付け、家に飾ったり、親類や友達に贈ったりします。
また、パスハの特徴の一つとしてこの期間に「クリーチ」という伝統的なパンの一種が食されます。
クリーチは缶詰のような円筒形に高く焼き上げられたもので、砂糖のデコレーションの上に「ハリストス復活(Христос Bоскресe)」というパスハの伝統的な挨拶の頭文字”XB”が飾り付けられます。
なお、クリーチほどメジャーではありませんが、「パスハ」というピラミッド型に盛られたカッテージチーズを使ったチーズケーキも昔はよく作られていました。
パスハの間のロシアは街中にカラフルな卵がお目見えし、ちょうど気候が暖かくなってくるということもあり何となくウキウキとした雰囲気があります。
大きな公園では日本のお祭りのような出店もあり、ぶらぶら歩きも楽しめます。
興味のある方は、一度ご覧になってはいかがでしょうか。
ロシア旅行社
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