冬の時期には多くのお客様がオーロラを求め、北欧旅行にいらっしゃいます。もちろん皆様にはメインのオーロラ鑑賞をお楽しみいただきたいと思っていますが、極地の空はオーロラ以外にもさまざまな美しい光景を私たちに見せてくれます。今回は、弊社の北極圏駐在スタッフが撮影した極地の空の写真を紹介します。
①極夜
緯度によっても差がありますが、主要なオーロラ観測地は冬至を中心とした1ヶ月ほど、24時間太陽が地平線の上に昇らない「極夜」の時期があります。とはいえずっと真っ暗というわけではなく、太陽が地平線近くまで上がってくる5~6時間はそれなりに明るくなります。
②ブルーモーメント
低い斜度の太陽のため、日はゆっくり沈み、地平線から太陽が沈んだ後も2~3時間は完全に暗くなりません。ブルーモーメントはこの太陽が沈んだ(または昇る前)の時間に訪れます。雪景色を青い空が包み、その青がだんだん深くなっていきます。
③ビーナスの帯
地平線のすぐ下にある太陽が、北の空をピンク色に照らす自然現象です。これ自体は日本でも発生しますが、平地が少なく建物の多い日本ではなかなか存分に体験できない現象です。太陽が地平線近くにあるしばらくの間、反対側の空をピンク色に照らします。写真は太陽の反対側、北側の空ですが、条件がそろうと360度地平線がピンク色に染まります。
④光柱
ダイヤモンドダストが発生しているときなど、大気中の氷の結晶が光源を反射し、光の柱が観測できます。写真は街頭の明かりによるライトピラーです。太陽の光によってできる太陽柱なども頻繁に観測できます。
⑤真珠母雲
一冬のうちに数回程度しか観測できない、極地ならではの珍しい現象です。上空30kmほどの高さに発生する高濃度の酸によって作られた雲で、太陽の光を受けて七色に光ります。
いかがでしたでしょうか?オーロラ以外にも、極地ならではの美しい景色をぜひ実際にお楽しみいただけたらと思います。
北欧旅行フィンツアーでは、長く北極圏に駐在し、オーロラや極地の冬に精通したスタッフが同行するオーロラツアーが催行決定しました。長年の経験を元に、皆様に極北の自然の魅力を余すところなくお伝えしたいと思っています。確かな経験あるスタッフが皆様をご案内するのも、地域、テーマの旅行専門店をお選びいただくメリットであると思います。ご興味あれば、ぜひご一緒にいかがですか?
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