今回はイタリアの便利な“結婚祝い”をご紹介します。
日本では結婚式に招待してもらうと、ほとんどの方がご祝儀という形で新郎新婦にお祝いを渡しますが、イタリアでは「リスタ ディ ノッツェ」というお祝いの形があります。
欧米などにもこの習慣はありますが、「リスタ ディ ノッツェ」とは簡単に言うと、お祝いに欲しいものリスト。

結婚の決まった新郎新婦が、新しい生活を始めるために必要な家具や電化製品、食器などを売るお店を2～3件選んで、あらかじめ欲しいものをリストアップしておきます。
招待客はそのお店へ行き、リストの中から自分の予算に合ったもの選び、お店に代金を支払います。

品物は日本円にして4000円前後のものから、上限は特になし、だそうです。
新郎新婦は新居の準備もでき、欲しいものももらえるというとても合理的で便利なシステムです。
最近では、ハネムーン旅行をプレゼントして欲しい！　というカップルも多く、旅行会社であらかじめ旅行を申し込み、それぞれ招待客は旅行会社へ出向き予算に応じた代金を支払いするそうです。
旅行代金のプレゼントは少々味気ないですが、欲しいものリストの中から選べば、趣味の違いやギフトに頭を悩ませることもなく、お互いハッピーですね。

写真は、パーティーの時に新郎新婦からもらう引き出物。
引き出物といっても大きな袋にいろいろ入っている日本とは違って、アーモンドを白い砂糖で包んだお菓子、アーモンドドラジェです。
イタリアでは、幸せや愛のおすそわけ、という意味で贈り物にはかかせないお菓子です。

イタリアン地中海センターのホームページは、こちらから。
http://www.italiancenter.co.jp/