数年前にモスクワに行ったことのある人が、今再びモスクワを訪れたらとても同じ都市とは思えない光景に出会うでしょう。今、モスクワは大規模な建設ラッシュで、「モスクワ・シティ」という名でそのプロジェクトは進められています。
このプロジェクトの目的は、モスクワをニューヨークやロンドン、東京に次ぐような大都市にしようということでオフィス、ショッピングセンター、ホテルなどを有する高層ビル街の建設が進められています。
かつて、モスクワの高層建築物といえば、スターリンゴシックの建築物が有名でしたが今、「モスクワで高い建物といったら外務省(スターリンゴシック建築の一つ)かしら?」など言おうものならモスクワっ子に鼻で笑われてしまいそうなくらい、とにかくにょきにょきとあちこちで高層ビルが出来ているのです。
中でも西棟・東棟の2つの棟から成っている連邦タワー・ツインビルは、約360m、93階の東棟が完成すればヨーロッパ一の高さになると言われています。
モスクワの観光はクレムリン、赤の広場が定番ですが、今後は「モスクワ・シティ」の観光も加わるかもしれません。