インドの雨

インドの雨

この6月よりインドは雨期に入ります。
雨はモンスーンという湿った風(季節風)によって運ばれて来ますが、インドの景気はこのモンスーンによって少なからず影響を受けると言われています。

それは、国民の約70%が農業に携わっている農業大国インドですので、今の時期に雨が少ないと、これからの農作物が育たず、野菜などの値段も高騰。インフレも進んでしまうことになりかねないからです。今年はどうでしょうか。景気への影響が出なければよいのですが。

景気問題でなくとも雨が少ないことは農家さんにとってすごく大きな問題ですが、雨が多すぎても洪水や土砂崩れがおこり、甚大な被害を出すことになってしまう。隣国のネパールも地震からの復興途中の今、まだ大雨は降らないでほしい…。という気持ちではないでしょうか。
違う視点で、旅人にとってこの時期は航空券・ホテルも安いですので、旅に出やすいですし、雨が降らないことは観光もしやすいかもしれません。

自然のことですので人間が左右することではないですが、どこかで喜ばしいことも、どこかでは大変な思いをしている、ということってありますね。
当たり前のことですが、実感します。

できることなら人々を潤すに満たすだけの雨が降りますように。

この時期にご旅行される方は、生活と直結する緑豊かな原風景をご覧になってみてください。きっとまた違ったインドの一面を見られるのではないでしょうか。

2015061902

アショカツアーズ
http://ashokatours.com/