今回は、今年の４月、大地震に見舞われたネパールに関してお伝えします。

４月の大地震は、テレビのニュース、新聞などでも大きく報道され、レンガ積みの建物が大きく崩壊している映像が流れました。また、雪崩で大きな被害があったエベレストベースキャンプに弊社の登山隊が滞在しており、参加していたタレントのなすびさんが写したものをはじめ、緊迫した動画が放映されました。

報道からは、ネパール全土が壊滅的な大きな被害を受けているように見えますが、今回の地震では、被害が大きかったエリアと、ほどんと被害を受けていないエリアの２つに分かれています。

カトマンズ中心部の世界遺産エリアでは、昔ながらのレンガを積み上げた建物が多く、報道されていたようなかなり崩壊してしまいましたが、被害の少なかったエリアでは、依然と全く変わりなく人々が活気に満ちて生活しており、全般的には観光客が現地に行っても差支えない程度に復旧しております。

ネパールでは主要産業の一つが観光業となり、大きな外貨の収入源となります。

世界中から義捐金も集まっておりますが、今回はネパール政府の方針でほぼ全額が一旦国に納められ、そこから配分される予定です。しかし、国のシステムがしっかりしていないネパールでは、きちんと一般市民に届くことが考えにくいのが現状です。

そんな中で、一般の市民にも届く、一番の復興支援になるのが観光に行くことです。

今までと同じように、いや、それ以上に現地に行って観光をして、宿泊先、食堂、交通機関、お土産物屋さんにお金を回します。また、トレッキングをして、山の上ロッジ、ガイド、ポーターさんへ仕事が回るようにすることが一番の支援につながります。

是非、この秋にネパールにトレッキングに行きませんか。

山麓を歩いていると、壊れた建物などが多少はありますが、山の素晴らしさはなんら変わっていません。

弊社では、東日本大震災の時に「Pray for Japan」として、東北への支援をお願いしながらエベレスト街道を歩きました。その時に、外国人トレッカーと一緒に、現金収入がほとんどないヒマラヤに住むネパールの人たちも、快く募金をしてくれました。

今度はそのヒマラヤの人たちを、私たちが支援する番です。

今、ネパールの人たちは雨季で天候が悪い中、雨季明けのトレッキングシーズンに備え、世界中からのトレッカーを迎える準備に頑張っています。

AGでは、復興支援登山隊＆トレッキングツアーをセッティングしました。

いつもより、数多くの現地スタッフと仕事ができるように特別に現地手配をお願いしています。
また、協力頂ける山道具メーカーの物資も運ぶ予定です。

是非、この秋、ネパールヒマラヤにトレッキングに出かけましょう。

詳しくは、以下のサイトをご覧ください。
http://www.adventure-guides.co.jp/tour/20151008amada.pdf