今日はグアムとサイパンの中間に位置する近くて遠い南の島、ロタをご紹介します。ロタ島には中型旅客機が離発着出来る空港がありながら、今はグアムやサイパンから8名乗りのセスナ機が運航するだけ。でも交通が不便な分、観光客も少なく、青い海と緑豊かな森を独り占めすることが可能です。またリゾート開発が進んだグアム・サイパンでは見られないチャモロ民族の文化も色濃く残っていて、ローカルレストランでは素朴なチャモロ料理も味わえます。
海はマリアナ諸島の中でもトップクラスの透明度を誇り「ロタブルー」と呼ばれ、ダイバー垂涎ものの大型魚や色鮮やかな熱帯魚が見られます。そして私たちバードウォッチャーの間ではバードアイランドと呼ばれ、断崖にはネッタイチョウが営巣し、グンカンドリやカツオドリも乱舞。森に行けば熱帯植物の多様な色を全て身にまとっていると言われる、固有種のコバシヒメアオバトが見られます。(写真はバードサンクチュアリと呼ばれる海鳥繁殖地での弊社の様子です)
実は今、再び中型機をロタに就航させるべく準備が進んでいるとか。人口僅か3000人、観光客もほとんどいない今ののどかなロタを体験するなら今、と言えます。自然豊かで平和な島、ロタ島。お勧めです！