本日は、誰もが知る世界で最も有名な客船タイタニックについてお話したいと思います。
タイタニックの話はクルーズ業界だけに限らず世界中の多くの人々に語り継がれています。20世紀初頭に建造された当時世界最大かつ世界一豪華な客船でした。その処女航海中の1912年4月14日深夜、北大西洋上で氷山に接触し翌日未明に沈没しました。乗員乗客合わせて1,513名の尊い命を失った世界最悪の海難事故です。
このタイタニックについては映画をご覧になってご存知の方も多いと思いますが、
①事故を通してできた法律
②実は日本人も生存していた!
③タイタニック2ができる!?
の3点をお話したいと思います。
タイタニックは世界で一番最初にSOSを出した船という説があります。SOSはSave Our Ship(Soules)の頭文字をとっているという説があります。これは当時制定されたばかりの新しい救難信号でタイタニックが最初にこの信号を送った船と言われています。事故をきっかけにSOLAS(ソーラス)という法律ができました。これは、私たちが客船に乗れば必ず体験することで、例えばクルーズの出港24時間以内に避難訓練をするとか、乗客全員分の救命胴衣や全員が乗れる救命艇を完備しなければいけないと法https://www.tabisen.com/articles/wp-admin/edit.php律で義務づけられました。これらの今日のルールは、すべてタイタニックの事故の副産物だと言われています。
そして、この事故で唯一助かった日本人がいるのをご存知ですか? それは、細野正文という鉄道院副参事の官僚です。現在でいうところの国交省大臣官房参事官です。日本代表として処女航海に招待されこの事故に遭遇しました。この細野正文さんですが、坂本龍一さんがいたYMOのリーダー細野晴臣(ほそのはるおみ)さんの実はお爺さん(祖父)なんです。
そして衝撃的なニュースが昨年末よりクルーズ業界を駆け巡っています。
それは「タイタニック2」がデビューするかもしれないというニュースです。オーストラリアの富豪クライブ・パーマー氏がタイタニックと同型のタイタニック2の建造を表明しました。タイタニック2はタイタニックと同じ全長270メートル、高さ53メートルで9つのデッキと840室の客室を備え、2016年末にロンドン~ニューヨーク間で就航する計画のようです。実現すれば業界にとっても非常にインパクトのある話題なので盛り上がること間違いなしです。
さて、添付の現在世界で最も有名な客船と言われている「クィーン・エリザベス」はタイタニックの運航会社だったホワイトスターライン(うちにクィーン・エリザベスを運航するキュナード社と合併)と同じ英国の会社です。現在のキュナード社の客船(クィーン・エリザベス号、クィーン・ヴィクトリア号、クィーン・メリー2号)にはこのホワイトスターラインの息吹が残っています。
この話の続きは次回以降改めて投稿させていただきますのでご期待ください。
少しでも船に興味を持っていただければ幸いです。
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