東京は、夏真っただ中の8月ですが、北欧では秋の香りがしてくる季節。
この時期、フィンランドではベリー摘みが盛んです。

フィンランドでは、かつて地理的に新鮮な野菜や果物などがあまりとれなかったため、ベリーが重要な食料とされてきました。ベリージュースにして飲むのはもちろんのこと、ヨーグルトにベリーを入れたり、ベリーケーキやベリーのお酒を作って味わったりします。また、ラップランドの伝統的な料理として有名なポロンカリストゥス（トナカイ肉のソテー）を食べるときにはコケモモをかけて食べたりするなど、ベリーは重要なビタミン源となっているのです。

7月～8月には多くの人々が森の中に入り、一年間食べる分のベリーを摘み、冷凍庫や冷蔵庫に保存することを習慣としている人々も多くいます。

さらに、この時期には多くの”蚊”が発生したりするので、格闘しながら摘むので日本人の「ベリー摘み」とは印象が違うかもしれません。

また、フィンランドの御近所の人達と関係を壊さない為のルールの一つに「ベリー摘みの場所を聞いてはいけない」というルールもあるのです。
それぞれの家庭には、決まったベリー摘みのポイントがあるらしく、それは家族の秘密なので、聞いてはいけないというものだそうです。

フィンランドでは、一部を除いて、国立公園内であっても自由にベリー摘みが楽しめるのです。

この時期のフィンランドへ行って、ベリー摘みを楽しんでみてはいかがですか？
フィンツアーでは、「花と森歩きの達人　宮澤豊宏さんと歩くフィンランド花と森のハイキング～夏～」として、ベリーの時期にフィンランドに訪れるツアーもございますので、もしよければ、ご参加ください。
ツアー詳細は、こちらから・・・。